Poo Poo

社会人をやっている不注意優勢ADHDのオタクが日々を綴るブログ

成人ADHDの検査内容、診断が下るまで

 

 

〜受診までのあらすじ〜

新卒で働き始めること数ヶ月、以前から薄々感じていた異常なまでの要領の悪さは日々現実味を帯び、そしてそれらは日々の業務で改善されることはなく、とうとう近場で「成人の発達障害を扱う心療内科」を探し、意を決して受診に踏み切るのであった……

 

いざADHDの検査へ

「自分もとうとう心療内科デビューかあ〜」なんて思いながら予約の電話をかけました。正直メチャクチャ不安だったんですけど、普通に優しく対応してくれたので安心しました。

まず最初は先生に症状についての悩み、困りごとなどを詳しく聞かれ、答えた内容から一番近い症状を総合的に判断していく形でした。医療版アキネイターみたいなものですね。

 

主に仕事のミスの頻度が尋常じゃないこと、言われたことをすぐ忘れてしまうこと、順序立てて仕事を要領よく進めることが非常に困難なこと、集団に馴染むことが苦手で学生時代に辛い思いをしていたこと、忘れ物や無くしものが多すぎて困っていることなどを相談しました。

 

すると先生に「幼少期、小学生頃からその症状は出ていましたか?」と質問されました。

思い出してみると、言葉を喋り始めたのが2歳半からという超スロースターターだったり、給食袋は毎日忘れるからまとめて持って帰ってたり、先生から「授業中はよくぼんやりして空想にふけっているように見える」などの評価を受け続けていたり、何度かランドセルを忘れて帰るなどしていた記憶が蘇り……自分…小さい頃からスットコドッコイかよ!!と悲しくなりました。

 

一通りの質問攻めが終わると、先生からはADHD…注意欠陥・多動性障害という発達障害の可能性が高いです」という一旦仮の結果が下されました。

ADHDの症状については少し目にしたことがあったので覚悟はしていましたが、やはり面と向かって「発達障害の可能性がある」と言われたときはウッ……となりました。

 

不注意の症状が発達障害によるものなのか脳の病気によるものなのか、またADHDアスペルガー症候群と併発している場合が多ということで、次回の予約で知能検査とMRIを受けることに。

宿題として心理検査の用紙が2枚渡されました。

 

知能検査はWAISナントカというやつだったかな?積み木を使って図を作ったり計算したり……1時間半かけて行われました。正直キツかったです。半分くらいでもう脳が飽きはじめてきてました。

 結果は2週間後に出るということで、ドキドキしながら待っていました。

 

そして2週間後……

テストの結果を踏まえた上で自分の得手不得手を教えてもらいました。

結果としては「典型的なADHDの不注意の傾向がかなり強く出ている」という診断が下りました。またアスペルガー症候群の併発はしていないとのこと。

あと私のIQは90らしいです。

 

薬による治療をするかどうかを尋ねられ、「薬で良くなるなら!!是非お願いします!!!!!!」と飛び上がり、ストラテラという薬を処方してもらいました。

最初は副作用などの様子見のため、半分の量(40mm)から始めることになりました。

 

ストラテラについては最近始めたので、効果もメモしていきたいと思います。

 

 

自分は仕事のスケジュールがどうしても合わず、受診→診断→投薬開始まで約2ヶ月かかりました。費用は15000円か20000円くらいだったかな?

私がかかった病院は、特に通信簿や両親の同行などは必要ありませんでした。

ちびっこ時代の話は親から散々聞かされていたのでスラスラ話せましたが、「幼少期から不注意の症状が出ている」という点がポイントらしかったです。

 

 

以上、ADHDの診断が下るまでの過程でした。

ちなみに先日ストラテラを起き抜けの空腹時に飲んだところ吐き気と眠気のダブルパンチに襲われ通勤電車で死にかけたので、ストラテラは朝ごはんを食べてから飲むのがオススメです。 

 

それでは。

責任とクレームの話

 

サービス業に従事するにあたって、絶対に一度は直面してしまうもの……それは……クレームです。

 

バイトの頃は全部社員に責任転換して平気な顔ができたのですが、社会人になるとそうもいきません。

新卒の切符も切れてきた現在、バイトの感覚で面倒ごとを店長にパスするわけにもいかなくなってきており、ようやく「自分が担当した仕事の責任は自分で負う」という事実の重さに気づき始めてきました。気づくの遅すぎんだろ!とお思いでしょうが、まさにそのとおりです。

 

そんでもって、自分の些細な説明不足から現在でっかい問題に発展してしまい、過去の自分を猛烈に恨んでいるところです。

自分からしたら「こんなことで騒ぐなんて……」と思うことも、お客からしたら「店で騒ぐほどの大事なこと」なわけで、仕事の難しさを泣きながら痛感しています。

 

普通の接客や日常業務の累計Expが60くらいだとすると、クレーム対応の累計Expは2くらいですね。

 クレーム対応は慣れだよって言われるけど、生身のハートにお客のクレームがザグザグと突き刺さる冷たい感覚は、本当に嫌で嫌で仕方ないですし、そもそも慣れるまで対応なんてしたくないという気持ちしか湧かないので、早く仕事を辞めたいです。(着地失敗)

 

 

温泉と岩盤浴は最高だという話

 

シフト制サービス業に勤め始めてから、2連休の尊さを実感しています。伊都すずみです。

 

貴重な連休初日ということで……日々の疲れを癒やすべく、横須賀にある湯楽の里という日帰り温泉に行ってきました!

 

結論から言うと、あらゆる面で最高でした。

 

 

平日な上に暴風雨という悪天候にもかかわらず駐車場はほぼ埋まっていて、たくさんの人で賑わっていました。

 

 

まずは食堂でランチ!

こちらは海の見えるカウンター席があり、ぼっち来店にも優しい作り。
スパのレストランはテーブル席しかない所が多いので、個人的にかなり安心したポイントです。

お値段も700円〜1000円と良心的。しかも美味しい。
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絶品海老天重(1000円)

 

休憩所で一時間ほどのんびりしてから温泉へ。 

食後にダラダラのんびりして温泉を楽しむとか……この上ない贅沢……あぁ……すでに幸せ……

 

 

湯船はちょっと狭めだったので、休日はギュウギュウになりそうな感じ。

大好きな炭酸泉にゆっくりと浸かり、湯のありがたみを実感していました。

 

塩サウナはなんと常時塩塗り放題。「注文の多い料理店みたいだなあ」と思いながら体中に塩を塗りたくっていました。

 

露天風呂はオーシャンビュー!本日はあいにくの暴風雨だったので、大荒れの海を眺めながらの入浴となりました。

容赦ない潮風を浴びながらの入浴もまた良いものでしたよ。

 

 

ひとっ風呂浴びてほかほかになった後は岩盤浴タイム。

なんと追加料金460円で4種類の岩盤浴に入り放題!ソシャゲのガチャが単発300円と考えると破格の値段。

 

ほかほかに温まった部屋で寝転んでリラックスしながら汗をかいて……ああ〜気持ちいい〜〜〜っっ……岩盤浴最高!!!

ロウリュウではかつてない灼熱を体感してジャバジャバ汗をかき、休憩所で一時間ほど寝落ちしてしまいました。こんな幸せなことってあります?

 

最後は軽く温泉に浸かり、幸せな気持ちで退館。

お土産コーナーも横須賀のお土産が置いてあったりして、充実していました。

 

 

突発的に行った日帰り温泉でしたが、想像以上に最高でした。また行きます。

みなさんも疲れが溜まってると感じたら、是非サウナや岩盤浴、温泉でデトックスしてみてください。

メチャメチャすっきりしますよ。

 

それでは。

 

PMSについての話

 

突然ですが、私は身体面、精神面ともにPMS症状が重めです。

 

 

PMSは、約一週間かけて精神を大いに追い詰めます。

勿論PMSの症状が出てる最中でも仕事はしなくてはならないので、私はPMS期間のことを「精神地獄ウィーク」と呼んでいます。 

元々ADHDで脳の基礎ステータスが低いのに、そこにPMSの精神不調が重なると……もうこの期間は本当に生きてる心地がしません。

 

 

普段以上にイライラしやすく、また些細なことでとても傷つきやすくなり、余裕がなくなります。

当然仕事も普段以上に落ち着いてこなせなくなり、精神に相当の負荷がかかります。

 

1週間前から精神をグチャグチャに掻きまわし、数日かけて股から血を垂れ流す生理、害悪でしかなくない?

しかもこれが閉経するまで続くんでしょ?

気が遠くなるわ……

 

 

そしてこの精神地獄ウィークを乗り切り、無事生理が訪れると、それまでの心の辛さは嘘のように軽減され、前向きな気持ちが生まれるのです。

 

 

あまりに日常生活や対人関係に影響が出まくるので、PMSに入るたびに産婦人科でピルを処方してもらおうか悩むのですが、悩んでる間にPMSが終わり……の繰り返しを何年も続けていました。

 

そして社会人になり、流石に仕事でこの状態になるのはまずいなと思い、とうとう1ヶ月前からサトウチェストツリーというサプリを飲み始めました。

現在まだ効果は出ていませんが、2ヶ月目くらいから効果が出るみたいなので、忘れずに続けていこうと思います。

来月のPMSで変化がありましたら、また書いていこうと思います。

 

 

それでは。

 

現在だいぶ仕事に慣れてきたのですが、油断から不注意優勢得意のうっかりミスを連発していてかなり死にたいです。伊都すずみです。

 

 

頭の中が常にふわふわと浮いているような、手足がきちんと地面についていない感覚の中で仕事をしているので、忙しくなるともう……なにしてるのか分からなくなりますよね……

 

 

ミスが発覚したときの、あのパニックを引き起こしそうな予兆がとても苦手です。
もう頭はオーバーヒート状態で、思考に白い靄がかかって、うまく話せなくなり……
その状態が接客中に起こると、もう自分が何喋ってるのかわかんないし、多分目も当てられないことになってます。
自分の無意識を信じるしかなくなります。

 

 

仕事だから気を張ってないといけないのに、気づくと無意識で仕事をしてしまうので、

 

 

「さっきのお客さんの名前覚えてる!?」


「(あーあの人!あの色々聞いてきたおばあさん……)」


「(……やばい、出来事だけしか思い出せない!)」


「すみません、忘れました……」


「もー!そういうの覚えてないとダメなんだよ?ちゃんと意識して仕事してる!?」


「ハイ……すみません……気をつけます」

 

 

的なことでよく怒られます。

まだ新人という最強のレッテルのおかげで見放されずに済んでますが、これあと半年もしたら愛想つかされるんじゃないかと恐怖に震えています。

 

 

もう本当に!切実に!!

絶えない集中力と記憶力が欲しい!!

普通の脳みそが欲しい〜〜〜!!!

ADHDを自覚し始めたとき

小・中・高とスクールカースト底辺で常に生きづらさを抱えながら過ごしてきた自分ですが、今回は
「自分、異常にポンコツじゃね??」
と自覚し始めた、高校時代のバイトについて振り返ってみます。
 

 

高校時代、お小遣い欲しさと脱コミュ障を狙い、飲食店でホールスタッフのバイトを始めました。


授業中も夢中になってバイトの面接対策を熟考し全力で挑んだ結果、なんとか採用されたはいいものの……
まあ初日から書類を忘れるわ、そのせいで遅刻するわ、全力疾走の末に汗だくで迷惑かけるわで、初回からクソ野郎全開でした。

 

そこから一生懸命誠心誠意込めて働き始めるのですが、

何度失敗してもオーダーミスが減らない。
何度指差し復唱をしても、とにかくオーダーミスが減らない。
自分では注意してるつもりなのに、とにかくミスが減らない。
段々と頭が真っ白になって、何から手を付ければいいかわからなくなる……

 

当然いろんな人に毎日怒られ、1年経ってもミスの頻度は減らず、ついには店長に「キッチンやってみる?それとも……」と、遠回しに退職を勧められるなどしました。

しかし「いつか必ず慣れて役に立つようになる」と謎の自信を信じて疑わなかったわたしは、「もう少しホールで頑張ってみたいです!!」と張り切って宣言したのです。

 

そこから情けで更に1年間勤めさせてもらったのですが、お察しの通りポンコツぶりは一切改善されないままでした。


あまりにも他の人と比べて仕事ができないため、自分はもしかして頭がかなり弱いのでは…?と思い始めたのです。



自戒の意を込めて、ポンコツのまま終わってしまった主な原因を2つほど挙げてみたいと思います。

 

 
その①
ミスが起きてもその場で落ち込むだけで根本的な改善策を考えず、楽観的に問題を放置していた

 

 

まず、ミスが起きたら反省しますよね。そして「次は気をつけなきゃ」と思うわけです。
ここまでは多分みんな同じですよね。


しかし当時謎の自信に満ちていた自分は、経験を積めば自動的にミスが減ると信じていたのです。


その結果、ミスをしても特に原因と対策を考えることはせず、毎日同じミスを繰り返していました。

 


・取るべきだった改善策


自分は万年オーダーミス野郎でした。今まで無駄にした料理分のお金を賠償されてもおかしくないレベルです。
これはメニューの名称とハンディに表示されている略語がうまく結びついていなかったことが原因だったと思われます。

 

ではどうすればいいかと言うと、今回の場合……
正式名称と略語を徹底的に脳に結び付ける作業が必要だったのです。

 

分かりにくい例で言えば、お客さんから「卵かけご飯」と言われたら「TKG」と押さねばいけないところを「TMK」と押してしまう……というミスを繰り返しているなら
「卵かけご飯=TKG!!」と反射的に正しい答えが浮かぶまで、ひたすらメモ&復唱&確認を繰り返し、脳に叩き込むのです。

 

そうでもしないと、ミスは減りません。


ADHDを抱える上で全てに言えることですが、徹底的な確認で根本的にミスの芽を摘み尽くしていくしかないのです。

 


その②
そもそもの仕事が自分の特性と合っていなかった

ADHDの人はよく「順序立てて仕事をすることが苦手」と言われていますね。
まさにその通りです。


自分の場合、「あのテーブルを片付けたらすぐにお客さんをご案内しよう、次にお茶を出して……」と考えてはいたのですが、
ひとたび横から「お水ください!」「すみませ〜ん!注文いいですか?」などと言われると、もう頭の中はめちゃめちゃになります。

お客さんの対応を終えたあとは
「あれ、次何するんだっけ…?」
当然スムーズには動けず、結果トンチンカンなことをして怒られるのです。

 

ホールスタッフに必要なスキルは、おそらく

・常に何を優先してこなせばいいかを即座に判断し、
・急な呼びかけにも正しく対応し、
・なおかつ余裕を持って他の従業員さんとコミュニケーションを取りながら順序立てて仕事ができる
・これらを全てケアレスミスなく行える


これ改めて見ると不注意優勢型と相性最悪ですね。
 

みんなが当然のようにできている仕事があまりにもできないため、日々劣等感を抱えながら生きていたのですが……

丁度その頃「大人の発達障害」という単語を知り、「もしかして…もしかして!?これ!?!?」と気づいたのでした。

 


このバイト、さっさと辞めてたら多分ADHDには気づけなかったし、就職先を選ぶ際にも非常に役に立ったし、なにより自分の特性を掴めたのは、このバイトのおかげなのです。


非常にためになる経験でしたし、やってよかったとは心から思っていますが、もう二度とやりたくないです。

無神経に2年近くも働いてしまったせいでバイト先に多大な迷惑と損害を与えてしまったのは……今思い出しても申し訳無さすぎて胸が締め付けられますが……………

 

 


昔のことはほとんど覚えていられないので、書くのに少し苦労しました。
またのんびり思いついたことを書いていこうと思います。

 


それでは。

 

はじめました


ふと思い立って10年ぶりくらいにブログを始めました。

 


というのも、自分はかれこれ7年ほどTwitterにどハマりし続けているのですが、140字の世界に慣れすぎて長文を全く書けなくなってしまったので、リハビリとしてブログを開設してみました。

 


突然ですが、私は不注意優勢型ADHDです。
2半歳まで全く喋れず、幼少期はたびたび癇癪を起こして号泣し、学生時代は陰キャ街道を独走、2年半勤めたバイト先ではオーダーミスなどを何度も何度も何度も繰り返してクビにされかけるなどしましたが、
2017年9月現在、日々生きづらさを感じながらもなんとか一般の正社員として生きています。

 


ADHDを抱えながら普通の会社(サービス業)で働くこと、あとは風俗嬢時代の思い出、今日あったいろんな出来事など、のんびり書いていきたいと思います。


ついでに「飽きっぽい・忘れやすい・伝わらない」という三重苦も鍛えられればなと思っています。

 


よろしくお願いします。